お金の流れ
ボクたちの日本は資本主義国家であり、国の財政・企業の経済活動に自らが参加し、そこから得る賃金を基に消費活動をし、経済を下から支えている図式です。
改めて、経済やお金を考えてみましょう。
・経済って?
経済とは、社会生活を営むための物やサービスを交換する仕組みですよね。
私たちの暮らしには物やサービスが欠かせません。
物やサービスを消費するためには、物やサービスが必要です。自分で全てを賄えれば自給自足で完結しますが、それを叶えるのは、社畜として消耗するのを厭い田舎に行かない限り、難しいものです。
自給自足の社会から、人類の暮らしは「生産」をすることと「消費」をすることを区別し、それを相互に繰り返し、交換することで、生産と消費の循環は自給自足の生活に比べてずっと豊かなものになりました。
・お金って?
物々交換から、その交換手段として、木の葉や石、金銀財宝・貨幣を使うようになり、今は紙幣の時代になりました。人々が交換しても良いと思う物が変わってきました、
現代は、企業がモノやサービスを生産し家計(家庭)がそれらを消費するといった生産と消費の循環活動で成り立っています。
生産と消費の循環活動は、人々が暮らしに必要な物やサービスを交換することによって成り立っています。この交換を円滑にしているのがお金です。
・お金の流れって?
現代の経済は以下の3つに分けられます。
①物やサービスを生産する企業
②物やサービスを消費する家計
③公共サービスを提供する国などです。
家計(家庭)は企業から物やサービスを購入します。そのかわりに企業にお金を支払います。企業は、そのお金で工場を建てたり、原材料を購入したり、従業員に給料を支払います。また国や地方公共団体に税金を支払います。
企業から給料をもらった家計では、物やサービスを購入し、税金を払い、残りを貯金にまわします。ふたたび物やサービスを購入した家計から企業にお金が流れます。
一方国などは、企業や家計から支払われた税金を教育や福祉といった公共サービスにあてたり、道路や橋の建設等の公共投資に使います。
このように、経済活動はお金を媒介にして物やサービスが交換されていく活動です。経済活動はお金の流れに現れます。
したがって、お金の流れを見ると経済の活動状態を掴むことができます。
経済社会の中で交換が活発に行われると、お金の流れも活発になり、好景気になります。逆に交換が不活発になると、不景気になります。
不景気になると世の中の金回りが悪くなり、物が売れなくなります。つまり、需要が足りない状態です。
従って、不景気の時には国が公共投資を増やしたり減税をして需要を補うのが景気回復の早道と考えられています。
経済とは需要の関係であり、その中で国などはその需要を調整することで成り立つことになります。
以上最後まで読んでいただきありがとうございます。
おしま〜い
慣れないぶんしはツラい(>_<)